16歳、美容師に憧れる。

僕の美容師人生

現在、フリーランスの美容師として働く僕の「今」と、「これまでの半生(波乱万丈)」を綴っていく、このブログ。

半生を綴る前に、そもそも、僕が

なぜ美容師という生き方を目指したのか? 】

まずは、そこから振り返ります。

今から22年前の中学3年生の冬
木村拓哉さん主演のドラマ
「ビューティフルライフ」

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の影響もあり、”カリスマ美容師ブーム”の到来、
もれなく、先輩達や同級生は口を揃えて

「美容師になりたい!」

と言い出した事を鮮明に覚えています。

当時の僕自身はと言うと…

そんな同級生や、ブームに流される人たちを横目に、将来の夢は…

ベストアルバム「REVIEW」は500万枚売れ
音楽番組を観れば、毎週のように出演していた

GLAYの影響を受け
(お前も流されてるやんけ!)

「バンドで東京ドーム10days LIVEやる!」

でしたw

「流行りで美容師なりたいとか言うてるやつクソwww」

って思ってたぐらい、美容師という職業や将来には微塵も興味がありませんでした。

ところが…

16歳も終わりに近づいた頃、当時、付き合いたての彼女にオススメされ、初めて行った美容室で担当してくれた『Uさん』という美容師の方と出会ったことがきっかけで、僕は美容師を目指すことになりました。

それまで、僕は小学校から中学校まで、野球部だったこともあり、中学卒業後もしばらくは、短髪でした。

髪を切りに行くと言えば『○ラージュ』か、父に連れられて行く理容室で、”流行りの美容室”は初めてでした。

めちゃくちゃ緊張してたので、彼女に一緒に行ってもらいたくて、待ち合わせの約束をするも、彼女の大遅刻により、付き添いには来てもらえず…

めちゃくちゃドキドキしながら、
初めて行った美容室R。

入店後、なんのこっちゃ分からん名簿みたいなもの(カルテ)に、名前と住所を記入し、

オシャレな女性に、それではコチラへどうぞと、案内され緊張はピークに…

そこにやってきたのは…

先ほどの女性とは違う系統のファッションと風貌の男性で、めちゃくちゃデッカいピアスしてて、話し始めると見た目のイカつさとは裏腹に、めちゃくちゃ優しくて、僕の好きなバンドの事も詳しくて、歳は僕の7歳上って教えてくれて…

終始ドキドキしてた事は覚えていますが、どんな風なスタイルにしてもらったかは緊張で覚えてなくて…、とにかく僕を和ませようとしてくれながらも、手際良く切ってくださって、仕上がりを見せてもらったら…

元坊主が、こんなカッコよくなるんかよ!

って初期衝動は今も忘れてません。

使ってくれた、アリミノのSPICEの香りが、さらにカッコよさを引き立ててくれました。

そんなUさんは、とにかく魅力的で仕事ができる、
初めて尊敬できる大人でした。

そんな、Uさんが僕を美容師の道へと導いてくれた張本人です。

ちなみに、その時、シャンプーを担当してくれたのが、当時はアシスタントだったKさんでした。

それから、転機が訪れたのは、終始ドキドキだった”初めてのカット”をしてもらってから、梅雨に入る少し前、2回目のカットをしてもらった時に、

「彼女と一緒にサロンモデルやらへん?」

と提案され、右も左も美容室事情は分からないまま、彼女と一緒に学校をサボって参加した撮影会の当日、セットされながら仕込みをする楽しそうな、UさんとKさんを見てたら

『美容師さんって、美容室で働くこと以外にも、こんな感じでスタイリングして、撮影して、作品作りしたりもするねんな〜・・・』

『ってか、美容師なりたい!ココで働きたい!』

この時、サロンモデルをした事がキッカケで、
僕が美容師を目指すことになる、記念すべき日になりました。

その後も、UさんとKさんに会うのが嬉しくて美容室Rに通いながら、念願だったバンド活動に勤しむ為に、歳上のパンクな先輩と、高校入学と同時にバンドを組むも、1年ちょっとで解散したり、後に別の先輩に誘ってもらったバンドは脱退したりと、思うように行きませんでした。

そして、高校2年生の秋、同級生に紹介された同い年のメンバーと、会ったその日に意気投合し、ついに

『Union ‘7’ Jack』を結成。

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それからと言うもの、バンドとバイトに明け暮れて、週2〜3でスタジオ練習、月に2〜3本ライブ。

学校には行ってないメンバー達だったので、僕も学校には行かず、それまでに停滞していたバンド活動の鬱憤を晴らすかのように、のめり込みました。

そうこうするうちに、ライブハウスからも気に入ってもらえたり、対バン相手とイベントを企画したりと、それなりに集客できるバンドではあったのですが、とある事がキッカケでバンドに対するモチベーションが下がってしまいました。

この続きは次回。

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